長屋の子育て日記

根津の長屋の子育ての日々について写真と文で綴る
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根拠のない自信



根拠のない自信には殺意を感じる
自信がなくては生きていかれないが
自信過剰はおこがましい、
そんなハードボイルドなジレンマである。
「優しすぎては生きていけないが
 優しくなくては生きてる意味がない
 (by P.Marlowe)」

自分を信じることは存外にひっそりしている。
深い静けさのなか直向きに信じ続けるその
人知れぬ根拠は何か。

根拠とはあるようでないものである。
ここにあるようでここにはないもの。
僕らがここにいる時点で
既にそこにあるもの。
見えなくても感じられなくても
確かにそこにあるもの。
絶対的に
普遍的に存在しているもの。

咎人を裁く正義とも違う。
善人を酬いる愛とも違う。
ここにいる僕ら全員に
生まれる前から背負わされた贈りもの。
この儚く暗い一本道を
最後まで連れ添うもの。

多くが失われ忘れられたこの時代に、
すべてが地に堕ち泥に塗れたこの時代に
今なお生き続けるこの
内なる根拠は何か。


子どもたちが生まれ、
親のことを考えるようになって、
その祖先や子孫のことを
永久に連なる過去と未来のことを
永遠に延びる死と生の隊列のことを
もう一度意識するようになって、
はじめて思い出したのです
あなたたちのその言葉を。

生かされている
僕らのこの自信には一見、
なんの根拠もないように見える。
でもその実は
覆しようのない、
抗いようのない、
絶対的なそれらにつながれている。
だからもう引き下がれないのです。
人はそれを根拠のない自信と呼ぶのだろう。
でも
これだけは譲れないのです。

| 回想 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) | けいじ |
長屋暮らしの掟


「醤油はたとえうちにあっても隣に借りにいけ」
そういって斜向かいの長屋の古老は、
人の家の玄関に上がり込んでは
能書きを垂れ煙草をふかした。

子どもと猫だけは昔から、
人の家の飯を食うことを許されてきた。
神出鬼没で自他の境界を知らない彼らは、
そうしてこっそり人に借りをつくってきては、
私たちの頑なな心を開き、
見えない絆を結んできた。
子どもの行き交う路地と縁側が消え、
猫の行き交う軒先と床下が消えていくなかで、
私たちが失ったものは何か。

古老たちに新参者呼ばわりされながら、
町に人に日々借りや負い目を感じながら、
そこに生きる幾多の神さんたちに生かされながら、
いつかその恩を返したいと忸怩たる思いで暮らすことが
私たちにとって最も健全な生き方であることを知っていた。

「つながりたければ借りをつくれ、
通じ合いたければ喧嘩しろ」
今はなき長屋のお師匠さんの遺言である。

| 回想 | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) | けいじ |
花見サイクリング
080401花見サイクリング

4月1日は息子の2回目の入園式。
例のごとく桜が満開の不忍池のまわりをサイクリングしていたら、
カメラを構えたおばさんに呼び止められた。
メールアドレスを教えるとすぐに贈られてきたその写真には、
「かわいいお子さんの姿につい…」と一言添えられていた。
| 回想 | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) | けいじ |
トロッコ列車
071124黒部渓谷

富山の友人を頼って電車旅行へ。

途中下車の越後湯沢では今年初めての雪に触れ、
富山駅への到着は日もとっぷり暮れてから。
着いた晩はおいしい日本海の幸をいただいて、
翌日はトロッコ列車で有名な黒部渓谷へ。
寒風吹きすさぶトロッコに乗ってたどり着いたシーズンオフ間際の渓谷の温泉では、今年初めて積もった雪を見ながら露天風呂を楽しんだ。
しばらく温まったら湯が湧き出て湯気が立ち上る川原へ。
冷たい流れに身を浸すと足の裏に触れる石の感触だけが温かく、
震えながらお互いの姿を笑いあった。
| 回想 | 17:21 | comments(0) | trackbacks(0) | けいじ |
真夏の海
070814輪行070814夏の海070814森戸海岸キャンプ

調子にのって輪行ではじめて出かけた湘南の海。

二人乗りのチャイルドトレーラーに折りたたみ自転車を積んで、
さらにテントとバーナー、ハンモックと浮き輪を詰めて、
隙間に忘れないように息子も詰め込んで、
当時まだエレベーターのなかった根津駅を通り過ぎ、
お隣の湯島から千代田線に乗り込んだ。

行き先は小田急の終点、藤沢。
藤沢へ着くと駅前で折りたたみ自転車を組み立て、
トレーラーを牽引して海へ向かった。

お盆休みでごった返す湘南の海岸道路を車の脇をすり抜け西へ向かう。
灼熱の太陽に途中何度も休憩しながら、
鎌倉へ着いたのは夕暮れも間近の18時30分、
藁をもつかむ思いで友人宅のドアホンを鳴らした。

友人の歓待で親子ともに気力を回復した翌朝、目的地の葉山へ。
小さな峠を何度も越えてたどり着いた先は一色海岸。
海を見下ろす高台の頃合いの木にハンモックを張り、
海の家を借りて浮き輪を膨らませ、念願の波乗り遊びに興じる。
浅瀬の白波に乗って黄色い声を上げながら興奮する息子。
陸へ上がるとそれまでの疲れがどっと出て小一時間、二人で昼寝した。

夜は太鼓の音に誘われて、隣の森戸海岸で盆踊り
踊りつかれてそのままビーチに張ったテントで泥のように眠った。
海風に揺られるテントで朝まですやすや眠る息子。
はじめての父子二人旅としては上出来だったかな。
| 回想 | 17:13 | comments(1) | trackbacks(0) | けいじ |
観音崎
070724観音崎

親子3人ではじめて借りたレンタカー。
行き先は観音崎
ドライバーはもちろん妻。

首都高から横浜ベイブリッジを通って横須賀へ。
岬の入り口に車を停めるとすぐそこが海水浴場だ。
小さな浜だが海際にはハンモックに頃合いの木が何本か見つかり、
おぼつかない足取りで波打ち際へ向かう息子。
磯の潮間帯には貝紫で知られるイボニシもたくさん見つかった。
| 回想 | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) | けいじ |
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